YSP福重 ブログ

”合体”なんてのは失楽園くらいにして下さい。 2019/01/29

先日、衝撃のエアクリーナーを披露して頂いたマシン。

それがトリガーとなり、この際だから駆動系のオーバーホールを。とご依頼頂きました。

通常でしたら1時間でおつりがくる位の作業なんですが、クランクケースカバーを開けてすぐに、新しい衝撃が待ち構えていました。

コレです。

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クランクシャフトに挿入してあるだけのカラー。通常、引っ張ればすぐに抜けてくるのですが、びくともしません。

カラーとシャフトが錆びで固着している様子です。レアケースですね。

浸透潤滑剤を吹き付けて、一旦時間をおきます。その間にクラッチ側を作業します。

水から鶏ガラをゆでて出汁をとる間に、胸肉の筋きり、肉の掃除を行うのと同じです。

さて、今回のメニューはクラッチセンタースプリングとシュースプリングの交換です。

分解は順調にすすみましたが、ここでまた衝撃が待ち受けていました。

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クラッチシューのスプリング穴、通常は真円なのですがスプリングとの摩擦で楕円形に編摩耗しています。

これではスプリングを交換しても、クラッチが破綻するのは時間の問題。メニューを変更して、クラッチキャリアをアセンブリ交換する事に。

作業は部品到着までお預けです。

という事は、さっきのカラー取り外し作業にもどります。

これが大変に手間と時間がかかりまして、全てお伝えすると営業時間がおわってしまいそうですので、取り外した写真を。

料理番組で、”こちらをオーブンで2時間焼きます。 焼きあがった物がこちらです。”みたいなのおと同じです。

IMG_1197.JPG

シャフトとカラーはサビで見事に一体化していました。がっちり合体、もはや失楽園。いやぁ、骨折れる作業でした。

さて、後日追加部品が到着すれば組み付けて完了です。その前にこれからこの錆びたシャフトを磨いておきます。

 

このシャフトはクランクシャフトですので、 ”Shaft-C”・・・  お後がよろしいようで。 ←地元ネタですみません。

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